安心してお家で過ごせるための緩和ケア連携

 人生最期の過ごし方を考える機会創出、在宅医療と介護連携、緩和ケアの充実を図ることを目的に、病院、診療所、訪問看護ステーションを中心に活動をしている“京都生き逝きネット”による企画。 今回は、日本バプテスト病院ホスピス、および渡辺緩和ケア在宅クリニックに所属する医師、看護師、MSWにより、「ホスピス・治療病棟・在宅間の連携」、「病院看護師・MSWの役割」、 「抗がん治療期からの在宅緩和ケア」についてのパネルディスカッションを行いました。
 参加者は、訪問診療を中心とした医師や訪問看護師が半数以上を占め、“在宅診療やケアにおける困難事項”、“在宅からのホスピス・緩和ケア病棟への入院の連携”、“患者の意思決定支援”、“家族ケア”、 “がん治療期など患者のニーズに合わせた緩和ケア介入のタイミング”などについて活発なディスカッションが行われました。

つないだ手 つないだ心 緩和ケア

 今年度は、「つないだ手、つないだ心、緩和ケア」をテーマに5日間の日程で開催した。 内容は毎日1時間の講演と、緩和ケア相談、院内見学を行なった。協会テーマより、当院も地域に向けての緩和ケアの発信を行なったが、一般の方が2名であった。
 写真1(左)は、「生老病死を生きる」をテーマにビハーラ僧侶の講演風景で、緩和医療に関心のある学生の来院が目立った。
 写真2(右)は、当院で祖母を亡くされたお孫さんが、祖母の入院中の出来事をご家族から聞かれ「大きくなったら、あそか病院のお医者さんか看護師さんになる」と見学に来て下さった。 そして、看護師や僧侶に「どうしたら緩和ケア病院で働くことができるか」などの質問をされた。また、その後、僧侶から「いのち」についてのお話を熱心に聴いて下さっている光景である。

緩和ケアってどんなケア?&ミニコンサート

 「緩和ケアについて正しい理解を促す」「当院の緩和ケアチーム・がん相談センターを周知する」ことを目標に、医師より緩和ケアについてのお話と、音楽療法士によるミニコンサートを実施した。 参加者からは、「緩和ケアについて誤解していた」「楽しいひと時でした、ありがとうございます」などのお言葉を頂いた。

オープンホスピス

 まずMSWから「ホスピスについて入院までの流れやよくある質問」について話し、次に看護師から「ホスピスってどんなところ?入院後の生活を中心に」話しをしました。 その後、サロンコンサートではオカリナの演奏を、入院中の患者様と一緒に聴いて頂き、最後に病院内の見学をして頂きました。
 参加された一般の方からは、ホスピスについて今回参加前のイメージは「死を待っている場所」から見学後「生きていることを大切にする場所」へ変わったというアンケートや、 「想像もしていなかった」から「いろいろと職員のお話しを聞きスライドを見て勉強になった」とアンケートに書いてくださった。   今回のオープンホスピスを通して、少しでもホスピス・緩和ケアを知って頂くことにつながったと思いました。