ホスピス緩和ケア週間行事

 10月4日(日)〜10日(土)の1週間は、病院屋上をオレンジ色にライトアップし、市民への啓発活動を実施。10月の1ヶ月間は、病院玄関ホールにて緩和ケアに関するパネルを展示。
 10月20日(火)病院玄関ホールにてメディカルカフェを開催、多くの患者・家族が立ち寄りお茶を飲みながら歓談された。また、医師へも積極的に質問等もされた。


「ひろめよう、緩和ケア」

 第1部 附属病院玄関ロビーで、病院長挨拶から始まり、引き続き寸劇(医療用麻薬と緩和ケアの説明)、緩和ケアに関するミニ講座(スライドによる解説)、緩和ケア相談コーナー、ビデオ上映(在宅緩和ケア、早期からの緩和ケアの必要性)、パネル展示(がんとわかった時からの緩和ケア、どこでも受けられる緩和ケア、医療用麻薬の誤解、緩和ケア病棟の紹介)、栄養補助食品の試食・試飲を行なった。 栄養補助食品コーナーでは抗がん剤の治療をしている患者さんや、がんの治療をしている患者さんを持つご家族から、どこで購入するのか、どんな味がするのかなどの質問をいただいた。このイベントには、山陰中央新報の記者も取材に来ており、翌日に内容と写真(寸劇)が記事として掲載された。 緩和ケア週間について説明するリーフレット500部を準備して配布した。イベント開催時間内に患者さん・ご家族など病院来訪の方々が受け取り、500部全ての配布を終えた。
 第2部 講演会「終末期患者の家族への支援」医学部看護学科 矢田 昭子 教授、家族の発達段階プロセス、家族成員間の関係性を整える援助が大切であることなどの内容であり、臨床と理論を結びつけ明日からの臨床に生かせるものであった。
 来年度も、緩和ケア啓発に関するイベント、研修企画を一般市民、医療者に対し行っていくことは有効であると感じた。