10月5日〜9日(8日除く)の4日間、ビハーラ病棟においてホスピス緩和ケアを地域の方々に知っていただくための催しを開催した。ビハーラ病棟は仏教の教えを基盤とした緩和ケア病棟であるため、今回は僧侶たちと協働し啓発活動を実施した。毎回違う宗派の僧侶に法話をしてもらったり、雅楽演奏や、ご詠歌、仏教賛歌のコンサート、また長岡では有名なジャンボ紙芝居など趣向を凝らした催しを開催し述べ96名の地域の方々にご参加いただいた。催し終了後には、ビハーラ病棟を直に見ていただく機会も設けた。参加者からは「緩和ケアについての理解が深まった」「仏教の教えに触れることができて良かった」「安心して過ごせる場所がみつかった」などの意見を多数いただいた。また、癌を患っていて療養場所を探していた方も訪れ「自宅での生活が困難になった時、ここを選ぶことできそうだ」と言われる方もいた。 ビハーラ病棟ならではの緩和ケアを医療に携わる者たちだけではなく、ボランティアで活動してくれている僧侶とともに大切に育み、地域の方々が安心して利用していただけるような「場」にしていきたいと思う。