@第1部「終活とは〜縁起でもない時代から迷惑をかけたくない時代へ」、第2部「知ってください緩和ケア―当院で受けられる緩和ケアのご紹介―」の2部構成で講演会を企画し、約2か月前から市の広報誌や病院のHPで参加を呼びかけたところ、定員150名に対して事前に約140名の参加申し込みがあった。
当日は天候にも恵まれ、開始時刻のかなり前から多くの方が来場した。第1部では、近年話題になり、関心を持つ方が多い「終活」について、一般社団法人終活カウンセラー協会の代表理事である武藤頼胡氏を講師として招待し、講演していただいた。途中でいくつかの設問に対して参加者が○×の札を挙げて回答するクイズなどもあり、参加者の興味を引いたと思う。
なお、終活カウンセラー協会が編集・作成したエンディングノートを教材とし、当日の参加者に一人一冊ずつ配布して持ち帰っていただいた。第2部では、当院の緩和ケア内科医師を講師として、がんと診断された時から緩和ケアをどのように受けるか、当院における緩和ケアの提供体制についてなど、参加者に理解していただけるよう講演を行った。
A例年通り病院1階の患者支援センターの入口付近に展示コーナーを設置し、緩和ケアについて紹介するパネル展示を行なった。「緩和ケアはがんと診断された時から」「複数の専門職から成るチームで」「当院で受けられる緩和ケア」という3つの要点を示した。展示コーナーは正面玄関を入ってすぐの場所で人通りが多く、パネルに添えたオレンジの風船が人目を引いて多くの方に見ていただけたと思う。