郡山緩和ケアネットワークの集い「緩和ケアってなに?」

当日は、一般市民、医療者併せて118名が参加された。 はじめに当院の緩和ケア認定看護師が「緩和ケア」について講演し、在宅療養に向けて支援したケアの実際を例に、緩和ケア病棟はただ死を待つ場所ではないということ、 緩和ケアの役割について等改めて伝えた。
ホスピス病棟を持つ同市内病院の看護部長は、ホスピス・緩和ケア病棟への入院の実際を噛み砕いて話され、時に参加者の笑いが生まれる活気のある講演であった。 緩和ケア病棟入院患者の家族として、家族の視点で緩和ケアを語ってくれたAさんの話は、緩和ケア病棟に入院するまでの経過、入院してからの気持ちの変化、 在宅での療養生活など具体的な内容だった。残された時間を家族全員で支えながらの状況は、多くの参加者が涙を流しながら聞き入っていた。
最後に、緩和医療科医師から、「少子高齢多死社会における緩和医療の役割」の役割について話され、これからおとずれる高齢時代の問題点や、 どう生きてどう死んでいくか、参加者に問いかけていた。講演後は、参加者から「がん終末期の一人暮らしの在宅サービス」についてと、 「患者が緩和ケアを受け入れられていない場合」といった質問があり、閉会後も個別に相談したり、緩和ケア病棟を見学したいという方もおられて、関心の高さがうかがえた。