@ホスピス緩和ケア週間パネル展示/A緩和ケア病棟開設記念市民公開講座

@パネル展示:
上記期間中、病院1階の患者支援センターの入口付近に展示コーナーを設置し、緩和ケアについて紹介するパネル展示を行なった。 緩和ケアは「がんと診断された時から受けられる」「複数の専門職で構成するチームで関わる」、そして「当院に新設した緩和ケア病棟について」という3つの内容について、 多くの方に知ってもらうことを目的としてイラストや写真を入れた大型のポスターを作成し、パネルに掲示した。オレンジバルーンプロジェクト(OBP)に賛同し、 パネル前の長机にはポスターを展示してストラップなどOBPのグッズを並べ、それ以外にがんの相談窓口や緩和ケアチーム、 緩和ケア病棟のパンフレットなども並べて自由に持ち帰っていただけるようにしたところ、毎日かなりの分量がなくなった。
展示コーナーは病院の正面玄関を入ってすぐの場所でもあり、人通りが多く、パネルに添えたオレンジの風船が目を引いて外来の患者さんや付き添いのご家族など、 多くの方に見ていただけたと思う。(参加人数は外来患者数に基づく概算)
A市民公開講座:
本年1月に新病院の開院と同時に当院の最上階(5階)に20床の緩和ケア病棟を開設したことを記念し、市民公開講座を開催した。 金城学院学院長の柏木哲夫先生と、ふじ内科クリニックの内藤いづみ先生を講師としてお招きし、 昨年11月に出版されたお二人の対談集「最高の一日 最良の最期―やっぱり病院!それとも在宅?―」にちなんで今回の企画には同名のタイトルをつけた。
当日は爽やかな秋晴れの天候に恵まれ、病院1階の多目的ホールは事前申し込みをされた150名の来場者で一杯になった。それぞれ約40分間ずつ講演していただいた後、 15分の休憩をはさんで残りの40分間は対談していただいた。両先生の講演と対談は「いのち」を支える現場でのエピソードを通して大変わかりやすく、 時にはユーモアを交えながら私達に大切なことを伝えてくださった。あっという間に時間がすぎ、盛会のうちに終了となった



津まつり(ブース出展の形で実施)

三重大学医学部附属病院緩和ケアチームが中心となり、津まつりの一角にブースを設け、「緩和ケアを知っていますか?」のテーマで緩和ケア啓発普及活動を行った。
活動内容としては、オレンジバルーングッズや緩和ケアに関する資料の配付と医療相談であった。
医療相談では、ご自身のがんの体験を話される方、がんを心配されこれから受診を予定されている方などから相談があった。 資料を配付しているときに「緩和ケア?」と聞き返されることもあり、「緩和ケア」という言葉はまだ普及しておらず、これからも啓発活動が必要だと感じた。



パステルアート

パステル素材をパウダー状にして左手の指先でお釈迦様の絵を描いた(パステルアート)。
左手で描くことは右脳の活性化につながり、感性や発想力が深まる。心のまま自由に表現することで心穏やかな時間を保つことができる。 また、自由な発想で絵を描くことは自分自身の喜びと癒しにつながったようである。
描いたお釈迦様は、現在の患者さまのお顔に似ておられた。