計75名の参加があり、とても盛況であった。ピアノ演奏から始まり、講演の内容に涙される方も見られた。 講演後は、アロマハンドマッサージ・病棟見学・緩和相談コーナーなどを設け、みなさん積極的に参加されていた。 初めからティーサービスがあり、終始なごやかな雰囲気で過ごしていただくことができた。
元フィンガー5の玉元晃さんと妻、内海リカさんとのギターとピアノのコンサートを開催した。 昔懐かしい「個人授業」「恋のダイヤル6700」「学園天国」と沖縄の「うちなー」「涙そうそう」を演奏した。 昔を思い出し楽しいとき、心に響き涙するときとあり、素敵な歌声に時間が経つのも忘れ酔いしれた。 ボランティアによるティーサービスもあり、ゆったりとしたひとときを過ごすことが出来た。
この一年間のボランティア活動(情報収集室、デイホスピス、ティーサービス、環境整備、アロマ、季節の飾り、
創作活動、絵手紙、手芸等)を一枚の模造紙にまとめたものと、絵手紙、月毎の創作活動等の作品を展示した。
10月8日のイベントの日は、緩和ケア病棟に展示し、その後、活動ポスターを正面玄関に展示した。
11時〜14時まで、緩和ケアに関する川柳(患者さん、ご家族、スタッフから募集)や緩和ケアチーム、緩和ケア外来の紹介、
がんの痛み止めについてのQ&Aを掲示し、鎮痛剤・緩和ケアに関するパンフレット類を展示した。
患者さん、ご家族は掲示物、展示物を見たり、緩和ケアチームの医師や看護師に様々な質問をされていた。
市民講座は、「緩和ケアってなあに?」「医療用麻薬の正しい知識」「スピリチュアルケアってなあに?」という題目で行い、近隣の方々を中心に、50名の方々にお越しいただいた。
質問の時間で、男性が延命治療についてたずねられた。当院緩和ケア病棟では、「死」を自然な形でむかえるため延命治療は行わないと説明したことに、疑問を持たれたようであった。
アンケートでは、「緩和ケアについてなんとなく知ってはいたが、更によく分かった」という方が殆どで、「聞いたことはあるけれど何なのかは知らなかったので、
知ることが出来て良かった」という感想もあった。
また、スピリチュアルケアに感銘を受けられ、詳しく知りたいので資料を下さいと言われた方もいらした。
ピアノとフルート、歌によるコンサートを開催。演目はふるさとと他8曲であった。
歌われる方が、「川の流れのように」の歌の1番を朗読し「人生色々ありました。そしてこれからも色々あります」と言われたとき、
意識障害のある患者様のベッドの傍らに座られ、患者様に声を掛けられていた奥様が、
「元気だった頃の主人を思い出し、段々悪くなっていったことが浮かんできたんです」と言われ、涙を流されていた。
演奏が終わり、ご主人の顔が柔らかい表情になり、奥様が「笑っているみたい」ととても喜ばれて写真を撮り、演奏に感謝されていた。
歌われた方は一人一人と握手をされ、言葉を交わして温かい雰囲気の中、コンサートは終了した。また、ピアノ演奏の方からは、
「皆さん熱心に聞いていただいて、気持ちが背中にひしひしと伝わってきました」と言われた。
報告書未着