当日の朝は雨降りで、参加者がとても少ないのではないかと心配したが、昼前から雨も上がり、140名余の方が参加して下さった。
緩和の集いはフォーラム1部と2部、そして中間に患者さんからのメッセージと、その患者さんが聴いて感動された中学生のブラスバンド演奏から構成され、
3時間は長いのではと心配していたが、あっという間に終了となった。
フォーラム1部では緩和ケア病棟を作ろうと思ったきっかけ話、病棟を作る時の苦労話、そして死と緩和ケアに関する話があり、
その後緩和ケア病棟の紹介を行った。皆さん興味深げに聞いていらした。
フォーラム2部では、緩和ケア病棟での実際の医療・ケアについて少しでも理解してもらえるように、肺癌の患者さんを例に出して説明した。
最後は、家族にお手紙を読んでいただいたが、ご家族の気持ちが聴衆に伝わり、目頭を押さえている人もいらした。
当日は簡単なアンケートをお願いし、(回答121名)『今日参加して緩和ケアについてわかりましたか』の質問には約90%の人が「わかった・よくわかった」と回答しており、
本日の会の目的が達せられたのではないかと胸をなでおろしている。