市民公開講座 末期がんになっても最期まで家で過ごすために

第1部の講演では「大切なときを、大切な人と」と題してホームケアクリニック札幌の院長、看護師長、ソーシャルワーカーが、 それぞれの立場で在宅緩和ケアの実際についてわかりやすく解説した。 イベントの名称が「末期がんになっても最期まで家で過ごすために」とストレートだっただけに、 当事者あるいはその家族の参加が多かったと思われ、みなさん真剣に耳を傾けられていた。
第2部では、私たちとしては初めての試みで、在宅緩和ケアに関する相談を直接受ける相談コーナーを設けた。 クリニックの医師、看護師、ソーシャルワーカーで対応し、患者さん自身やご家族、合計5組の方々から具体的な相談を受けた。 その後、1組が在宅緩和ケアにつながっている。



ホスピス緩和ケア週間パネル展

【パネル展】
1)緩和ケアについての歴史を紹介する、2)札幌医療生活協同組合の年表、3)受けられる緩和医療の紹介、4)緩和ケア病棟、在宅支援診療所の紹介
入院中の患者さん、ご家族、外来患者さんたちが熱心にパネルをご覧になっていた。



緩和ケア週間市民講座「大切な人と共に過ごした時間」

ホスピス緩和ケア週間を記念し、当院では10月4日に、ご遺族と医療者が理解し合える第一歩を目的として、「大切な人とどのような時間を過ごせたのか語り合う」セミナーを開催した。
座長の札幌医科大学緩和寄附講座 助教の 岩本喜久子さんの司会進行の元で、3人の遺族プレゼンターが「患者さんとともに過ごした時間」、「亡くなられてからの時間」、「辛かったこと」、「頑張ったこと」、 「今振り返って良かったと思えること」、「あのころに振り返って遣り残したこと」などの本音を語り明かした。
脆弱となっても限界まで目標に向かっていた数々の語りに、会場からはすすり泣く声も聞かれ、ご家族の切なさが医療者である私たちの心の奥底まで響いた。 一般病棟では病気、病人に対応することが精一杯で、ご家族を含めたケアを未だ施行されていないのが当院の現状である。 このようなご家族の体験を元に、がんに限らない不治の病すべてに対して、私たちのケアや関わりが良い方向に導かれるのを願って止まない。



ホスピス緩和ケア週間パネル展示、市民公開講座

院内の展示スペース「浪漫回廊」で緩和ケアの紹介パネル展をおこなった。 外来患者さん、入院患者さんやその家族の方が足を止めて見てくれていた。
市民公開講座では東札幌病院のMSW 田村里子先生をお招きし、「緩和ケアってなあに〜緩和ケア病棟のある病院の相談室から〜」という講演で、 ホスピスのない旭川の市民の皆様にもわかりやすく講演していただき、アンケートからも「とてもわかりやすかった」との意見を頂戴した。



第3回ホスピス緩和ケア週間講演会

旭山動物園園長の坂東氏に「いのちの輝き」というテーマでお話いただいた。会場は北海道大学病院の1階にある、アメニティホールというオープンスペースを使い、オレンジバルーンやチラシ、グッズを配置し、子供たちに風船を配布するなどした。 生と死、いのちが繋がるということなどについて、とても素敵なお話を伺うことが出来た。



がん・緩和ケアを学ぼう2011

地域の方々に、がん・緩和について知っていただき、認知度を高めるためにホスピス緩和ケア週間に合わせ、啓発活動を行った。
会場に、ホスピス緩和ケア週間・オレンジバルーンポスターを掲示し、同時にオレンジバルーン等、緩和ケアキャンペーングッズの配布を行った。 オレンジバルーンは一際目を引き、特に子供や孫をもつ祖父母に喜ばれた。 がん・緩和ケアを紹介するパネル展示・資料は来院された多くの方に見てもらうことができ、緩和ケアを知ってもらう機会となった。



がん患者家族のための情報提供事業「ちえのわ」

「緩和ケア病棟って、どんなところ?」というテーマで、9/30 は東札幌病院、11/4は勤医協中央病院の緩和ケア病棟見学を実施した。 それぞれの病院で、2−3グループに分かれ、MSWの案内で病棟を見学、その後医師、看護師、MSWなどを交え説明を聞いたり質疑応答や、参加者同士の交流を行なった。
「はじめて緩和ケアの勉強をさせて頂きました。大変心強く、これからの認識を大きく変えさせて頂きました」「より知識が増した。病院の対応姿勢がより分かった」「現状がよくわかった」などの感想があった。
10/8は「がん療養中の食事」と題し、がんの症状や治療の影響によって起こる症状への対応と工夫について、管理栄養士と看護師が話をし、食べやすく工夫した料理や栄養補助食品など試食をしてもらいながら、 質問に栄養士と看護師が答えたり参加者同士の交流をした。
「手術後参加するのは初めてでしたがとても勉強になりました。明日からも前向きに生きて行けそうです。これからも参加したいです」 「今回このような会を開いていただき、参加できてよかったです。情報を求めている人はたくさんいると思うので、いろんな内容でこういった会が開催されることを願っています」 などの感想が聞かれた。