研修「終末期医療とこれからの課題 −救急医療から緩和ケアまで−」
開催日:10月9日(金)・10日(土) 9:30-16:30
主 催:日本看護協会神戸研修センター(兵庫県神戸市中央区)
参加者:2500名

昨年度、通常研修として実施したところ、予想を上回る良い評価が得られた。 また、あらゆる分野に勤務する看護職に役立つ内容であり、即現場で使える考え方であることから、 多くの看護職者に聞いて(考えて)もらいたい内容であると考え、今年度は衛星通信研修とした。
参加者の年齢・実務経験・勤務領域等多岐にわたっており、「考えさせられるよい機会になった」「あらゆる場面において必要な知識でありよかった」 など受講者の反響は大きかった。さらに講師からも「現在の医療現場に不可欠な視点であり、面白い視点が入った企画である」との声があった。 両日とも演習が含まれており、充実した2日間であった。





患者・家族のための緩和ケアサロン〜がんと上手に付き合うために
開催日:10月3日(土) 14:00-16:00
主 催:新国内科医院(兵庫県神戸市垂水区)
参加者:18名(患者6名、家族5名、サポートスタッフ7名)

はじめに今回の趣旨と「がんとどのように付き合うか」について話をし、患者・家族の自己紹介を兼ねてそれぞれの体験を 自由に話していただいた。後半は体に優しいスープやお菓子の試食をしながら、サポートスタッフと共に交流を行い、 アロママッサージやリンパ浮腫マッサージの提供、緩和ケア、在宅ケアなどのパンフレットや在宅介護グッズ、 タオル帽子の紹介も行った。自己紹介の際には、お互いの話を聞きながら涙したり、笑いあい、励ましあう場面もあった。 アロママッサージは、ケア方法などを話しながらご家族にも提供し、男性患者様にも好評だった。
アンケートからは、「色々な話ができ元気づけられた」との意見が多く、サポーターも「患者さんが『自分だけではない、 皆頑張っている』との思いを持たれ、患者さん同士で支えあうことが出来る力を感じた。私も力をいただいた」と、 参加者がお互いエンパワーしあう場となった。今後も企画の継続を検討したいと考えている。






人生を豊かに生きる
開催日:10月4日(日) 13:00-17:00
主 催:姫路聖マリア病院(兵庫県姫路市仁豊野)
参加者:223名(一般172名、医療者47名、その他4名)

地域の方々にもっとがんや緩和ケアのことを知っていただき、緩和ケア・ホスピスの認知度を高めるために、 「ホスピス緩和ケア週間」に伴うフォーラムを開催して本年度で3回目になる。
今回は、より多くの地域の方々に知っていただくため、また、地域のがん拠点病院と連携を高めることを目的に、国立病院機構姫路医療センター、 姫路赤十字病院に声をかけ、協賛という形をとった。会場の一部にブースを作り、それぞれ3箇所の病院が、がんに関しての取り組みの展示や、 がん療養相談窓口を併設して相談を行った。 どのブースも盛況であり、他の拠点病院はこれ程人を集客できるとは予想されていなかったようで、改めてがん拠点病院の役割を実感されたようであった。
第一部の特別講演「今日を生きる」は、がんを抱えながら整形外科医として活躍中の当院の医師の発表であった。がんの闘病経験を通して人生に影響を与えたことや、 家族や信仰などの大きな支えの中で生きることを見つめたプロセスなどを話して下さった。定員120名のところ、 223名の参加で、多くの参加者が眼を潤ませるような感動・感激の内容であった。 「医療関係のプロといえど、同じ人間なんだ」「どうしようもない日々に一筋の光をみつけたような気がします」 「不安で一杯の私ですが、今日を精一杯生きる。その積み重ねで死ぬまで生きることがわかりました」など多くの感想をいただいた。
また、第二部は先生ご夫婦とお友達夫婦4人のグループによるミュージックブレーキングもあり、より感動的なものとなった。



市民講座「人生さいごをどう過ごしますか?〜がん終末期を考える〜」
開催日:10月4日(日) 13:00-17:00
主 催:尼崎医療生協病院(兵庫県尼崎市南武庫之荘)
参加者:67名(一般市民)

受付中はNHKの福祉ビデオを上映し、オープニングでは弦楽四重奏による演奏会を行った。
続く話題提供では、「それぞれの療養場所より」と題して、緩和ケア病棟と在宅緩和ケアの様子を紹介した。 緩和ケア病棟からは、遺族からの手紙や病棟ボランティアの活動について、スライドを見せながら紹介され、 東尼崎診療所からは在宅緩和ケアの紹介の他、患者さんご遺族を囲んでの関係者パネルディスカッションなども行われた。 話題提供後はフロアからの質問を伺い、話題提供者に各立場から回答してもらった。
それぞれの療養場所で行われる緩和ケアの内容が理解できたことで、選択肢のひとつとなった方も多かったのではないかと思う。 また、つらい体験を話していただき、自分のこととして考える切っ掛けとなったのではないかと考える。
一方、広報不足や市民祭りと重なったこともあり、参加者が少なかったことや、重い内容であったため、 質問が出にくかったなどの反省点もあった。いきなり終末期を扱うのではなく、 がんに関すること全般をテーマにするなど内容を検討したい。