ホスピス・緩和ケアフォーラムinぐんま2009
開催日:8月30日(日) 13:00-16:00
主 催:利根中央病院(群馬県沼田市)
参加者:303名(医療職223名、市民・その他80名)

講演では、まず群馬の緩和ケアのこれまでを振り返ることで、緩和ケア体制の現況を参加者へ知らせることができた。 続く救急医療の立場からの講演では、在宅死患者の急変搬送の法的問題点を明らかにし、近年推進されている 在宅ホスピスケアの支援体制における、特に24時間対応可能な診療所の少ない地方の盲点を指摘するものとなり、 理想と現実の双方の情報提供が行われたことで、今後の課題が明確になった。
4人のパネリストによるパネルディスカッションでは、医療者の援助者としての資質に関する話題になった。 親身になってくれる人が患者家族にとってよき支援者になる可能性があり、そのためには適切な教育が急務であるとされた。 教育で重要なことは、薬物治療や社会資源利用の知識、技術だけでなく、たとえ医療的解決ができない状況であっても、 苦しむ人にしっかり向き合える人材の育成が基盤になることが確認され、それが援助の現場に力を与えるということである。
本フォーラムを開催し、生命の危機に瀕している患者家族を援助するには、まず援助提供者への教育が重要であることが 実感された。熱意はあるが、具体性のある援助の考え方が整わないがゆえに、現場で苦しむ医療者が多く参集したことからも、 その思いを深める結果となった。