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ホスピス緩和ケアをご利用の方へ

ホスピス緩和ケアとは

緩和ケアの今 あたり前医療への脱皮(6)

増えるチームでのケア―地域のネットワークも
 緩和ケア病棟は持たなくても「緩和ケアチーム」がある病院は、全国で急速に増えています。
 緩和ケアチームは、病院内の緩和ケアが必要な患者のところに出向いてケアを提供します。チームは緩和ケアを専門とする医師と看護師を中心に、薬剤師や栄養士、医療福祉介護の支援をするスタッフなどで構成されています。
 体のつらい症状や、不安・うつ状態など心の症状に対応し、それ以外の問題にも可能な範囲で対応します。主治医や看護師に「緩和ケアも受けたい」と申し出ると、チームに依頼が届きます。ただしチームの体制や忙しさ、院内の取り決めなどで、受けられる条件は病院ごとに少しずつ異なっています。
 緩和ケアチームのある病院が急速に増えている最大の理由は「がん診療連携拠点病院(以下、拠点病院)」の増加です。拠点病院には病気そのものの治療だけでなく、緩和ケアの機能もなければならないと決められているのです。ここでいう緩和ケアは、新しい定義に基づくものであることはもちろんです。
 拠点病院は、全国の二次医療圏(一つの医療圏は人口三十万人が目安)に一つずつを目安に指定される予定になっており、二〇〇七年一月現在で二八六病院が指定されています。まだ指定を受けていなくても、指定を目指す病院には緩和ケアチームがたいていあります。
 必要に迫られて設置されたチームが多いわけですが、実力はどうなのでしょうか。各地で緩和ケアの勉強会や研究会が盛んに行われていますが、そこでの発表内容から推察すると、緩和ケアの需要に気付いてそれに応えることで、やる気も実力も向上しているチームが増えているようです。
 病院内外の広報が不足していて活動が認識されていないチームや、発足したばかりで経験や実力が十分でないチームも、現状ではまだあります。しかし今後は、緩和ケア病棟とともに各病院の緩和ケアチームがその地域の中心的な役割を担い、在宅緩和ケアを含めた地域の緩和ケアネットワークが充実していくことが期待されます。
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