[がんを生きる学校]第5回「がん患者の心と魂の動きを知る」
開催日:10月 7日
主 催:尼崎医療生協病院
参加者:56名(医師2名・看護師10名・介護職5名・その他39名)

まず、高木先生がターミナルケアを始めてから100人目の患者様となったお兄様の闘病の様子を話された。 ペインコントロールが上手く行かず、痛みに苦しまれていても、家族の訴えに耳を貸さない医者が居ること、 激しい痛みに耐えている姿を見ているだけしかできない家族の苦しさなど、辛い体験を話していただいた。
その後、ご用意いただいた資料に沿って、傾聴することの大事さや、なぜ、何を、どのように聴くのかと いうことについて、分かりやすく話していただいた。 身振りも交えたユーモアあるお話には笑いが出、実例を挙げてのお話には涙ぐむ方もおられた。
最近ご家族を亡くされた方も参加されていて、「残された時間が限られると、なかなか部屋にも入りにくく なるが、何も言わなくてよい、傍に座っているだけでよいというお話に、本当に喋る必要はないんだと思った。 もっと早くお話を聴いたり、本を読んだりしていれば、また違ったかかわりもできただろう」という感想を いただいた。
他にも、「看取りの関わりの深さが違う」、「スピリチュアルと心理的に違いがよくわかった」、 「死を迎える方に返す言葉には力があった。自分たちも返事ができるようにしていかねば」、 「その人らしい人生、その人らしい旅立ちの協力をさせていただくこと、簡単なようで難しいことですが、 その人に、心に寄り添うことだと思って、日々患者さんや家族と向き合っています」という感想をいただいた。